WordPressで企業・コーポレートサイトを作成~作り方を集客のプロが解説

あなたの会社は、昔作ったコーポレートサイトをそのまま放置していないでしょうか?
例えば、スマホ対応していなかったり、更新が滞っていたり、顧客のニーズに合わないコンテンツのままだったり、デザインが古臭くなっていたり・・・
「今のままだとダメなのは分かってるんだけど、専門知識がないし、業者に頼むと高くつくし・・・」
そんなお悩みを抱えている企業担当者の方。
WordPressで企業・コーポレートサイトを作ってはいかがでしょうか?
WordPressだと、HTMLやCSSなどの専門知識がなくても、今の時代にあった洗練されたコーポレートサイトを作ることができます。
専門業者に頼んで、一から作る必要もないので、非常に安価にサイトのリニューアルができるのも魅力です。
ただし、しっかり設計しないままに作ってしまうと、コーポレートサイトとしての目的を果たせないことがあります。
そこで今回の記事では、コーポレートサイト作成で押さえておきたいポイントや、WordPressでの作り方を、分かりやすくお伝えします。
コーポレートサイトとは?
コーポレートサイトとは、簡単にいうと「企業の公式サイト」のことです。
どんな会社なのか、どんな製品やサービスを扱っているのか、などを掲載します。企業イメージを決定づける非常に大切な役割を担っているのが、コーポレートサイトなのです。
コーポレートサイトの役割について
コーポレートサイトには、以下のような様々な役割があります。
- 企業の特徴、ミッション、社会的使命などを知ってもらう。
- 取り扱い商品やサービスを紹介する。
- 新商品のプロモーションを行う。
- 新規見込み客を集める。
- 既存客へのサービスを充実させる。
- 顧客とのコミュニケーションを行う。
- 新入社員の採用活動を行う。
- IR情報の発信を行う。
等々です。
これらの情報を発信したり、顧客とコミュニケーションをとることで、企業の認知度やイメージを高め、ビジネスチャンスを広げたり、優秀な人材を採用することを狙います。
もちろん、コーポレートサイトにどんな役割を持たせるかは、目的によって変わります。
サイトを作る前に目的を明確にし、どんなコンテンツを発信するのかを設計するようにしましょう。
事前に考えておきたいポイント
サイトを作る前に押さえておきたいポイントは、以下の通りです。
誰に向けたサイトなのか?(ターゲットの明確化)
「みんなに見てもらいたい」という考え方では、コーポレートサイトにどんなコンテンツを入れたらいいのか明確になりません。
新規客に向けたサイトなのか、既存客に向けたサイトなのか?
男性が中心なのか、女性が中心なのか?年代は?
など、誰に向けて企業情報を発信するのか、ターゲットを明確にしましょう。
何を掲載するか?(コンテンツ設計)
ターゲットが決まれば、その人たちがどんな内容のコンテンツだと喜んでもらえるか?を基準に掲載内容を決めていきます。
ここで失敗してしまうのが「言いたいことだけを言う」ということです。
顧客ニーズを無視して、「自分たちの製品はここが素晴らしい!」と言いたいことだけをいくら書いても、顧客ニーズにマッチしない見当違いのコンテンツになりがちです。
そうではなく、「顧客が知りたいことを書く」「顧客が求めている答えを書く」という顧客目線で掲載内容を考えましょう。
集客方法をどうするか?(マーケティング)
サイトの設計段階で、どんな方法で集客するかを考えましょう。
例えば、見込み客のメールアドレスを収集して、メールマーケティングを中心にするのか、検索エンジンからのSEOを中心に集客するのか?またはSNSをメインにするのか?
その方法に応じて、必要なコンテンツが変わってきます。集客方法は、サイトが完成してから考える企業が多いのですが、なにより大切なのは「集客」なので、事前にしっかりと設計するようにしましょう。
デザインをどうするか?(イメージ・ブランディング計画)
サイトのデザインは非常に重要です。デザインの良し悪しで、企業イメージが決まってしまうこともあるのです。
なにも無理にオシャレなデザインにする必要はありません。あなたの企業イメージにあったデザインを考えましょう。
見た目のデザインだけではなく、使いやすさ、読みやすさも大事なポイントです。
文字が小さすぎたり、行間が詰まりすぎたり、メニューが分かりにくかったりすると、それだけで顧客は離れていきます。
サイト設計が決められない時は・・・
ターゲットの設定やコンテンツ設計、集客、デザインなどは、自分たちだけで考えると独りよがりな内容になりがちです。また、そもそもそんなことを考えられる人材がいない、という場合もあります。
そんな時は、私たちにご相談ください。
ninoyaでは、集客のプロがサイト制作やマーケティング全般に関するコンサルティングを行っています。
困ったときは、お気軽にご相談ください。
企業・コーポレートサイトの作り方
コーポレートサイトの基本設計が終われば、いよいよWordPressでのサイト作りです。
一つ一つステップを踏んでいけば、決して難しくはありませんので、挑戦してみましょう。
1.ドメイン・サーバーの契約
コーポレートサイトを作成する前に、ドメインとサーバーの契約が必要です。
ドメインとは、「〇〇〇〇.com」や「〇〇〇〇.co.jp」のように、Webサイトの住所を表します。
サーバーは、Webサイトを置いておく場所のことです。ほとんどの場合、レンタルサーバー会社と契約し、サーバースペースを借りることになります。
ドメイン取得は、「ムームードメイン」や「お名前.com」などが有名です。.comドメインだと、年間1500円程度の管理費が必要です。
サーバーは、WordPressがインストールできて、快適に動作することが条件です。
例えば、「エックスサーバー」や「カラフルボックス」、「ミックスホスト」などが人気です。
エックスサーバーでレンタルした場合、月額1,000円(税抜)で契約できます(X10プラン)。非常に格安ですね。
特別なシステムを動かしたり、膨大なアクセスを集める場合には専用サーバーが必要になりますが、中小企業のコーポレートサイトだと、エックスサーバー等のレンタルサーバーで、十分すぎるほどのスペックがあります。
2.SSL通信(暗号化通信)の設定
SSL通信とは、ネット上の通信のやりとりを暗号化する仕組みのことです。
氏名やメールアドレス、クレジット情報などの個人情報を第三者に盗聴されないように通信が暗号化されるのです。
Webサイトのアドレスが「https://〜」で始まっているサイトは、SSLに対応したサイトになります。
SSLに対応していないサイトの場合、ブラウザのアドレス欄が「保護されていない通信」と表示されます。
SSLに対応しているサイトは、以下のように鍵マークが出ます。
コーポレートサイトの場合、問い合わせフォームを設置して顧客の個人情報を入力してもらうケースが多く、そんな時に「保護されていない通信」と出てしまうと、怖くて個人情報を入力できませんし、企業の信用を損なうことにもなります。
コーポレートサイトでは、SSL通信は必須だと、肝に銘じてください。
SSLの設定方法はサーバーによって違うので、契約サーバーのマニュアルに従って設定してください。
3.WordPressのインストール
現在、コーポレートサイト制作では、手元で更新できるCMSを使うケースが大半です。
CMSとは「Contents Management System:コンテンツ・マネジメント・システム」の略で、HTMLやCSSなどの専門知識やスキルが無くても、ブラウザで誰でも簡単にWebサイトの制作や更新ができるシステムです。
更新作業がある場合に、いちいち専門業者に依頼することなく、社員がサクサク更新できるメリットがあります。
CMSの中でも、シェアNo1がWordPressです。
今や全世界のWebサイトの約40%※がWordPressで作られています。
※出典:https://w3techs.com/technologies/overview/content_management
WordPressは、サーバーにインストールして使うCMSです。
インストールと聞くと、なんだか難しいイメージを持たれるかもしれませんが、今やほとんどのレンタルサーバーは、数クリックでWordPressをインストールできる仕組みになっていて、まったくの初心者でも問題なく出来ますので、ご安心ください。
4.WordPressテーマの選定・インストール
WordPressのインストールが成功したら、次はテーマの選定とインストールです。
テーマとは、WordPressのデザインや機能を適用できるテンプレートのことです。テーマを適用したり変更することで、一瞬でWebサイトのデザインが変わるのが、WordPressの大きな特徴の一つです。
WordPressには、有料・無料のテーマが数え切れないほどありますが、ここで一つ注意したいのが「ブログ用テーマを選ばないこと」です。
どういうことかというと、WordPressテーマはブログに最適化されたものが多いので、ブログ用テーマを選ぶとコーポレートサイトが作りにくくなってしまうのです。
ですので、コーポレートサイトに最適化されたテーマを選ぶようにしましょう。
例えば、NewStandardはコーポレートサイトに最適化されたテーマなので、どんな業種の企業でも作りやすいと定評です。
WordPressテーマの選定・インストール方法は、コチラをご覧ください。
5.WordPressサイトの初期設定を行う
次にWordPress管理画面で初期設定を行います。管理画面の左にある「設定」をクリックすると、以下の設定項目が表示されます。
- 一般:サイトのタイトルやキャッチフレーズ、サイトアドレスなどを設定します。
- 投稿設定:投稿用カテゴリーの初期設定や、更新通知サービスを設定します。
- 表示設定:トップページの表示方法などを設定します。
- ディスカッション:コメントの投稿設定を行います。
- メディア:画像のアップロードサイズなどの設定を行います。
- パーマリンク設定:ページのアドレス設定を行います。
- プライバシー:プライバシーポリシーのページ作成ができます。
一番重要なのが、サイトのタイトルとキャッチフレーズです。ここで設定した内容は、Googleなどの検索結果に反映されますので、必ず行うようにしましょう。
6.「WP Multibyte Patch」プラグインのインストール
WordPressには、「プラグイン」という機能拡張プログラムがあります。
WordPress本体にない機能を、追加でインストールすることで機能アップができるというものです。
例えば、お問い合わせフォームや表示速度をアップする機能などです。
この中で、必ず入れていただきたいのが、「WP Multibyte Patch」です。
WordPressはもともと英語圏用に作られたものなので、日本語を使うと文字化けなどの不具合が起こる可能性があります。
その文字化けの不具合を起こさないようにするプラグインが、「WP Multibyte Patch」です。
インストール方法は、以下のとおりです。
1.WordPress管理画面で「プラグイン」を選択し、「新規追加」ボタンをクリック
2.プラグインの検索窓に「WP Multibyte Patch」と入力。WP Multibyte Patchが出てきたら、「今すぐインストール」をクリック。
3.インストール後、「有効化」をクリック
以上でインストールができます。
※ご注意
レンタルサーバーによって、WordPressをインストールした時点で「WP Multibyte Patch」が自動でインストールされている場合があります。その場合は、上記インストール作業は必要ありません。
7.必要なページを作る
コーポレートサイトには、必ず必要なページがあります。
- 会社概要
- 沿革
- プライバシーポリシー(個人情報の保護)
- 特定商取引法表示(商品を販売する場合)
これらは必ず掲載するようにしましょう。
コーポレートサイトに多数採用されているNew Standardとは
ここまで、WordPressでコーポレートサイトを作る方法を解説してきましたが、サイト制作で一番つまずくのがWordPressのデザイン設定です。
WordPressテーマがコーポレートサイト向けになっていない場合、企業サイトらしくないブログのようなデザインになってしまいます。コーポレートサイトは企業の顔ですから、テーマも慎重に選ぶべきです。
弊社ninoyaで開発した「New Standard」は、コーポレートサイトに多数採用されている、国内トップクラスの実績あるテーマです。
どんな業種の企業にもマッチするデザインで、集客に強いのが特徴です。
HTMLのスキルが無い方でも、簡単にデザインのカスタマイズができるので、自社に合ったデザインと内容でコーポレートサイトを作ることができます。
導入事例は、コチラをご覧ください↓。
New Standardでは、サイト制作をまったくやったことのない方でも、コーポレートサイトを作れるように、制作も請け負っています。サイトづくりに不安がある方は、ぜひ一度ご相談ください。