日本語ドメインはSEO対策になる?デメリットとメリット

 

自社のコーポレートサイトを作成する際、絶対に必要になるのが独自ドメインです。
ドメインはあなたの会社のサイトが持つことになる、インターネット上の住所。
お客様向けのサイトですし、途中でむやみに変更するわけにもいきません。
継続して使う以上は、ドメインの内容はしっかりと考えて決めたいものです。

そこで気になってくるのが、日本語ドメイン。

  • 一般的な英語のドメインよりも何となく目立ってカッコ良さそう
  • Google検索対策(SEO)的にも良いって聞いた気がする

こういった漠然としたイメージだけで、ドメインを決めてしまって良いものか?
ぜひ最後までご覧いただき、日本語ドメイン、英語ドメイン、どちらにするかご検討下さい。

日本語ドメインとは?

基礎的なお話になりますが、日本語ドメインとは・・・

英語ドメイン → http://yotsubishi-motors.jp/
日本語ドメイン→ http://四菱自動車.jp/

のように、英語でしか表現できなかったドメインの一部を日本語で表記できるようにしたものです。
(例示したアドレス・企業名は当然ですが架空のものです)

日本語ドメインの採用を検討されている方であれば、ご存知ですよね。

次に日本語部分に使用できる文字ですが、

  • 全角ひらがな
  • カタカナ
  • 「・」「ヽ」「ヾ」「ゝ」「ゞ」「々」「ー」などの記号

となっています。
(もちろん、英数字を織り交ぜることも可能です)

使用できるのはwebアドレスとしてだけで、メールアドレスには使えません。
つまり、info@四菱自動車.jp のようなメールアドレスは使えない、ということになります。

また、良し悪しはともかく普及率は今ひとつ。
汎用JPドメイン(○○.jp)での日本語ドメインの割合は約14%。
不人気と取るか、チャンスと取るかは、判断がわかれるところでしょう。

大手企業などでは取得されるケースも多く感じますが、基本的にはメインの英語ドメインサイトの方へ転送しているだけ、がほとんどのようです。
(第三者に企業名ドメインを取得されるのを防止する意味なのかもしれませんね)

ただ、日本語ドメインがそれほど主流で無いからこそ、中小企業さんだからこそ、の使う意味もあるのでは?
というお話もありますので、これについては後述致しますね。

日本語のドメイン名はSEO対策になる?

「日本語ドメインを使用すること自体が、SEO対策になる」と、断言されるサイトさんもあるようです。
もちろん本当のところはGoogle社外の私たちには、知るすべもありません。
ですが少なくとも体感できるほど、検索結果での違いが出ないだろうことは、間違いないでしょう。

例えば、

急に決まることが多く、人生でそう何度も利用しない『引っ越し』業者を探す検索。
更新ギリギリになってから、もっと安いところはないか探し始める『自動車保険』検索。

いずれもweb検索から業者探しをするケースが多く、SEO競争が激しいはずの業界です。
が、試しに検索してみるとわかりますが、何ページ目までいっても日本語ドメインなんて出てきません。
これが答え、と言ってもいいのではないでしょうか?

ドメインを日本語にしたくらいで検索順位が向上するほど、検索エンジンは甘くは無いのです。
高度に進化したGoogleの検索アルゴリズムに対して製作者側がSEO的に関与できるのは、基本的にはコンテンツそのものの質をあげること、だけ。
小手先で出来るようなSEO対策が通用したのは、もはや昔の話と考えるべきでしょう。

日本語ドメインのデメリットとメリット

次に、日本語ドメインを自社サイトに使用した際に生じるデメリットとメリットについて考えます。
この内容を御社にあてはめて、これから作るサイトのドメインを日本語にするか英語にするか、検討されればと思います。

日本語ドメインのデメリット

一般的に言われている日本語ドメインのデメリットがいつくかあります。
それについて、コメントをつけさせて頂きました。

(1)ブラウザ以外では日本語として表示出来ない

日本語ドメインが日本語として表示出来るのは、対応ブラウザのアドレスバーのみ。
それ以外の場所では、Punycodeと呼ばれる日本語を英数に置き換えた文字列で表記される仕組みです。

たとえば、例として上で挙げた http://四菱自動車.jp/ は、http://xn--hhr96g362ckyb1ww.jp/ と変換されて表示されるルールになっています。
これでは日本語圏の人も英語圏の人も、何のサイトアドレスなのか全く分かりませんね。

ちなみにメールアドレスは日本語で使用不可なだけで、info@xn--hhr96g362ckyb1ww.jp で良ければ使えます。
ただ、実際に使う方はおられませんよね。
コーポレートサイトを日本語ドメインにするのであれば、メールアドレス用に英語ドメインを別個に取得するのは必須ということです。

(2)非日本語圏では意味が通じない

これは当然と言えば当然のお話。
日本語ドメインは、日本語が理解出来る人以外は、読解することは出来ません。

ですが、ほとんどのコーポレートサイトでは気にする必要は無いと思います。
海外のマーケットも対象にされている企業さんや、サイトを多言語対応にされる予定の企業さんでなければ、問題はないでしょう。

我社のお客様は日本国内の、日本語の分かる方だけ!
という場合は、何もお気になさらずに。

(3)サーバーによっては使用出来ない場合がある

日本語ドメインについて調べてみると、デメリットの一つとして必ずあげられるのが、本項目。
ですが、これも杞憂です。

日本語ドメインが使えないWordPress用のレンタルサーバーなんて、国内にはありません。
国内で契約出来る、国内のレンタルサーバーなら、どんな安いところでも間違いなく使えます。
大丈夫です。

日本語ドメインのメリット

こちらもデメリット同様に、一般に言われるメリットについてまとめました。

(1)何処のサイトか見た目が分かりやすい

これもドメインの解説サイトなどで言われることですが、どうでしょうか?

この記事を読んで下さっているあなた自身、これまでに相当数のサイトに訪問されていると思います。
ですが、一度でもアドレスに注意を向けたことはあったでしょうか?

一般的なサイト訪問までの導線は、

検索 → 検索結果表示 → 記事タイトル・ディスクリプション(説明文)の確認 → サイト訪問

というのがほぼ100%であり、この流れの中でアドレスを気にするタイミングなど無いでしょう。
(あくまでも一般的には、ですが)

この項目は説得力に欠けるのではないでしょうか。

(2)アドレスを覚えやすい

これも良く言われることですが、メリットにとするには薄いかもしれません。
暗記したwebアドレスをブラウザに直接入力してサイトに訪問する方・・・いらっしゃいませんよね?

(3)希望のアドレスを登録しやすい

コーポレートサイトを作る際、特に英語の会社名だと、世界のどこかの会社や組織と被ってしまう可能性はあります。
とは言えドメインの種類は膨大で、お名前.comなどでは取り扱いドメイン580種以上だそうです。
さらにハイフンの活用も考えれば、それほどの不自由も発生しないと思われます。


ここまで読まれると、日本語ドメインは何もメリットが無いのか?
と感じられてしまったと思います。

ですがコーポレートサイトに限っては、日本語ドメインのメリットというものも無くはありません。
国内の中小企業さんのコーポレートサイトで、営業活動のメインがネットではなく営業マン主体の場合に限りますが・・・

(4)オフラインでの営業先経営者のサイト訪問率が上がる

日常的な営業マンの外回りでは、多忙な営業先経営者と会えないことは日常茶飯事ですよね。
その際、名刺や資料などを置いてくることは基本中の基本として、実施されていると思います。

営業サイドとしては、名刺を見て、資料を見て、あわよくばwebサイトに来てくれないか?
などと考えるものですが、相手がここまで動いてくれるのは、悲しいくらいにマレなこと。

そこで一つの仕掛けとして、日本語ドメインを活用されている方・企業さんが、お名前は出せないのですが実際にいらっしゃいます。

名刺や資料に、目立つように日本語ドメインでの自社サイトURLを掲載しておくのです。
中小企業の経営者の方ですと、やはりまだまだITに明るくない人が多いようで、
『ん?・・・日本語?』
と、食いついてくれるケースも、十分期待出来ます。

コレを安易にバカに出来ないことは、実際に営業活動されている企業さんなら、ご理解頂けることでしょう。

日本語ドメインにすることで、飛躍的なメリットなどはありませんが、特に目立つデメリットもありません。
営業マンに外回りさせている企業さんなら、このためだけに日本語ドメインを検討されるのもアリかと思います。

ドメインの取得が不安な方は、New Standardの「はじめてセット」がおすすめ

日本語ドメインのメリットとデメリットについて、お話させて頂きました。
これからコーポレートサイトを作る予定のある皆様、ドメインは日本語・英語、どちらか決められましたでしょうか?

これがお決まりになり次第、

  1. ドメイン取得
  2. レンタルサーバーの契約
  3. WordPressのインストール
  4. 使用するテーマのインストール
  5. WordPressの初期設定、プラグインの準備
  6. コーポレートサイト作成

という手順を踏んで、サイト作成を進めなければなりません。

簡単なのは、業者に外注してしまう方法。
ただ、外注を利用されず、ご自分でサイト作成されるのであれば、テーマは我社の New Standard をオススメ致します。

New Standard をご利用頂ければ、まず上記の 5.WordPressの初期設定、プラグインの準備 が非常に簡単なものになります。
200社様以上にご支持頂いているコーポレートサイト作成用のテーマですから、必要な機能は最初から組み込まれています。
セキュリティホールになりかねない、余分なプラグインを入れる必要がないのは大きな利点です。

また、6.コーポレートサイト作成 についても、とにかく簡単にプロデザインのサイトが出来るよう、作り込ませて頂きました。

ただ、安易にNew Standard をオススメしても、
『サイト作成の前に、そもそもドメイン取得とか・・・自体が不安なんだけど?』
という方も多くいらっしゃると思います。

そんな、サイト作成に不慣れなお客様には、New Standard「はじめてセット」をご検討頂ければと思います。
「はじめてセット」なら、上記の4.使用するテーマ(New Standard)のインストールまで、弊社で責任をもって対応致します。

時間は、少しでも多くコンテンツ制作に回すべき。
サイト作成の準備段階で試行錯誤するのは、大切な時間という資産の無駄遣いになりかねません。

有料テーマを試して選ぶ新常識

最後にご紹介です。事業用WordPressテーマ「New Standard」では、14日間の無料お試し体験を設けています。

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