ドメインとは?種類や独自ドメインとサブドメインの違いなど、初心者向けに解説

 

初心者の方にとって、自社のコーポレートサイトを作成しようと思ったら、全てが新しいことばかり。
今までただ見るだけだったWebサイトも、自分で作るとなると分からないことが目白押しのはず。

ドメインの存在は、知っていても、ドメインの種類、ドメインとサブドメインの違いなどの情報はご存じない方も少なくないかもしれません。

これからサイト作成をされるにあたって、やはり最低限度抑えておきたい知識がございます。
この記事では、ドメインの基礎について、初心者の方向けにわかりやすくまとめました。

ドメインとは?

ドメインとは、一言で言うなら住所のこと。

Webブラウザの上の方に、httpsから始まるURLが表示されていますよね。
これが、ではなく、これの一部がドメインになります。
例えば、https://newstd.net/ はURLですが、そのうちnewstd.netがドメイン

このアドレスは、弊社ninoyaが New Standard 用のサイトのために取得した独自ドメインです。
これならアドレスだけで、何のサイトかお分かり頂けますよね。

余談ですがドメインの頭についているhttpsは、プロトコルというホームページを表示するための世界共通のお約束部分です。
httpは、HyperText Transfer Protocol(ハイパーテキスト・トランスファー・プロトコル)の略。
最後に「s」が付いているのはSecure(セキュア)の頭文字で、データを暗号化してやりとりしている安全の印なのです。

ドメインの種類

ドメイン newstd.net のうち、.net はトップレベルドメイン(TLD)と呼ばれる部分。
.net の他にも、.com、.co.jp を始め、いくつものTLDが存在するのはご存知の通りです。

TLDは用途などにより、4つに分類することができます。
一つずつ見てみましょう。

gTLD(分野別トップレベルドメイン)

分野別トップレベルドメインは、文字通り分野別に制定されたTLDであり、世界中の誰でも取得することができます。

主なTLDと用途は、

gTLD 用途
.com commercial(商業)の略
商業団体向け
.net network(ネットワーク)の略
ネット関連団体向け
.biz business(ビジネス)を意味する
.com の補完
.info Information(情報)の略
用途の規定はない
.org organization(組織)の略
非営利団体向け

などです。

設立当初は、決まった用途があったものも多いですが、厳しい制限があるわけではありません。
個人・企業・団体問わず、どれでも好きなものを取得することができます。

新gTLD(新ドメイン)

2012年以降に新たに創られたgTLDを、旧来のものとは区別して新gTLDと分類します。
なぜ2012年で区切るのか?
それは、この年から企業などが申請することで、任意のgTLDを取得出来るようになったからなのです。

例えば弊社が、「.ninoya」を取得することも、可能なのです。

たくさんのgTLDが作られましたが、代表的なものとして・・・

gTLD 用途
.site インターネットサイト全般
.blog ブログサイト
.cloud クラウドサービスサイト
.app アプリケーションサイト

などがあります。

ccTLD(国コードトップレベルドメイン)

国名や地域名に割り当てられたTLDです。
一部のccTLDは、その地域に居住する人や企業でなければ取得できないものもあります。

ccTLD 用途
.jp 日本
.kr 韓国
.fr フランス
.ca カナダ
.au オーストラリア

属性型jp

日本を意味するjpドメインで、用途や取得要件が厳格に定められたドメイン。
個人用に取得することはできません。
利用者の安心感が高く、自治体・企業・団体などの公式サイトに使われます。

属性型jp 用途
.co.jp 日本で登記された企業
.or.jp -財団法人・社団法人・医療法人などの法人
.ac.jp 学校教育法などで規定された学校
.go.jp 政府関係機関など
.ne.jp 国内のネットワークサービス提供者

無料ドメインと独自ドメインの違い

Webサイトを作成するために、必ず一つドメインを準備しなければならないことは、ご存知の通りです。
ドメインには、上の項目で示したような違いのほかに、もう一つ種類があります。
それは、無料で使用できるドメインと、有料で使用するドメイン(独自ドメイン)。

この項目では、それぞれの特徴について見てみたいと思います。

無料ドメイン

企業のコーポレートサイトに適したサイト作りを、無料で行えるサービスがあります。
中でも人気が高いのが、サイバーエージェント社の運営するAmeba Ownd(アメーバオウンド)。

ドメインももちろん、無料。
アメーバオウンドが準備したドメインのサブドメインを無料で使えます。
amebaownd.com、therestaurant.jp、shopinfo.jpをはじめ、いくつかのドメインが準備されています。

例えば山田さんが自分のサイトを作りたいのなら、yamada.amebaownd.comなどのドメインが使用できます。
(もちろん早い者勝ちですが)

Ameba owndはデザインも豊富で、SNSとも連携でき、CMでもおなじみのBASEと連携させればネットショップとしても運営が可能です。
同様のサービスは、Wixやジンドゥーなどいくつか存在し、たくさんの人が利用しています。

無料サービスのメリット・デメリットについてまとめてみました。

無料サービスのメリット

1.無料でサイトが作成出来る

2.準備されているテンプレートの出来が良い

3.SNSとの連携が簡単

4.ショッピング機能も簡単に実装出来る

5.アプリで更新できる

などが、無料サービスの主なメリットになります。
やはり初期投資が無いのは、大きいですよね。

ただ、コーポレートサイトの多くは 3.4.5のメリットは活用しにくいかもしれませんね。

無料サービスのデメリット

1.広告が表示される

テレビと同じように、無料サービスの宿命として広告がページの上下などに表示されます。
個人サイトでしたら許容範囲かもしれませんが、コーポレートサイトとしては考えものです。

月額960円(税込)を支払ってプレミアムプランにグレードアップすれば広告は非表示になります。
ですが、最大のメリットが無くなってしまいます。

2.サイト作成に制限があることが多い

サービスによって異なりますが、サイト作成に制限があることが多いです。
例えば、Ameba owndの場合、作成できるページ数が10ページまでとなっています。
なお、こちらもプレミアム化で無制限になります。

3.ページの表示が遅い

これはこのようなサービスでは諦めるしかない部分です。
有料化しても、早くはなりません。

サイト訪問者は気短かです。
画面の表示にほんの少し時間がかかっただけで離脱した経験は、あなたにもありますよね?
一人でも訪問者を逃したくないコーポレートサイトにとっては、これも少々痛いところです。

独自ドメイン

独自ドメインとは、あなたの会社が所有権を持ち、独占使用するドメインのことです。
無料ドメインの項目で紹介した「yamada.amebaownd.com」などは、アメーバ(サイバーエージェント社)から見れば独自ドメインですが、ここには該当しません。

現在ご覧頂いている、このサイトのドメイン newstd.net も弊社所有の独自ドメイン。

独自ドメインはムームードメインやお名前.comなどのドメイン会社で、希望文字列を先着で購入することが出来ます。
慣れない方は不安を覚えるかも知れませんが、独自ドメインの取得はそれほど難しいものではありません。

それでは上記同様に、独自ドメインのメリット、デメリットもみてみますね。

独自ドメインのメリット

1.企業サイトとしての信頼感・安心感を与えることが出来る

2.ドメインの所有権さえもっていれば、サーバーを移転してもアドレスが変わらない

上記の通り、コーポレートサイトは無料ドメインでも作れないことはありません。
が、実際のところは、ほぼ独自ドメインの一択という状態にあります。
信頼感・安心感を与えられる、というよりも独自ドメインでなければ不信感・不安感さえ与えかねないからです。

また、無料ドメインで制作したドメイン・サイトは、将来的に無料サービスが終了した場合、すべてが存続出来なくなってしまいます。
こういったリスクを内包するのは、企業サイトとしていかがなものでしょうか。

独自ドメインのデメリット

1.契約から設定までの不慣れな手続き

ほとんどの方は、独自ドメインの契約・設定などされたことは無いと思います。
慣れてしまえば難しいものではありませんが、苦手意識をもった方にはハードルが高いかもしれませんね。

2.ドメイン管理の発生

ドメインは一度取得したら永遠に使えるものではありません。
契約期間終了前に更新しないと、所有権を失うことになります。
所有権失効中に、他の人に取得されてしまう可能性もあります。

契約は年単位のため、企業ドメインの場合は、担当者変更時に必ずしっかりと引き継ぎしましょう。

独自ドメインのデメリットは、得られるメリットと比較すれば、非常に小さいものです。
コーポレートサイトを作られるのであれば、苦手意識をもたず、チャレンジしてみましょう。

ただどうしても抵抗があるという場合は、この記事の最後で初心者さん向けのプランもご紹介しておりますので、ご覧下さい。

サブドメインとサブディレクトリの違い

ドメインは、どんなサイトにも必ず1つ必要なのは当然ですよね。
ですが、ドメイン一つで作れるサイトは、1つで無いことはご存知でしたでしょうか?
1つのドメインを分割して、複数のWordPressをインストールする方法について、お話します。

やり方はサブドメインとサブディレクトリ。

まずはサブドメインから
例えば、aaaaaaaa.com というドメインにサブドメインを作成すると、bbb.aaaaaaaa.com となります。

実例をあげますと、

  • 元のドメイン https://www.yahoo.co.jp/ (ヤフー トップページ)
  • サブドメイン https://auctions.yahoo.co.jp/ (ヤフオク トップページ)

などが有名ですね。

続いてサブディレクトリは、
上のaaaaaaaa.com というドメインに対して、aaaaaaaa.com/bbb となります。

こちらの実例は、

  • 元のドメイン https://kakaku.com/ (価格コム トップページ)
  • サブディレクトリ https://kakaku.com/pc/ (パソコン トップページ)

などになります。

サブドメインとサブディレクトリの違いとは?

実は両方とも同じように新規サイトを作成できますので、それほど大きな違いがあるわけではありません。
コーポレートサイトにおいては、正しく使い分けができなくとも大きな支障はないかも知れません。
SEOを気にせず、アクセス解析も行わないのであれば、神経質になる必要もないでしょう。

ですが、両者が全く同じというわけではありません。
細かな違いなどを元に勧められている使い分け方としては、

サブドメイン

コーポレートサイトを例にすると、従来の事業とは全く新しいビジネスを展開する場合などは、サブドメインが良いとされています。
極端な例ですが、建設会社が飲食事業に進出する場合などです。

サブディレクトリ

従来行ってきた事業のページが膨大になり、整理の都合上サイトを分けたいときなど。

ドメイン名の決め方

コーポレートサイトを作成するにあたっては、企業名を使用することは前提条件ですね。
では、トップレベルドメインは何が良いでしょうか?
ここはやはり、属性型jpの「co.jp」をオススメ致します。

ある調査によれば、90%以上のコーポレートサイトに「co.jp」が使用されているそうです。

「co.jp」は日本国内で登記された企業しか取得できません。
また、1つの組織につき、1つだけという規定もあります。
それだけに企業イメージとして、高い「信頼感」「安心感」などを醸成するのにも役立つことでしょう。

そもそもコーポレートサイト自体が、企業のイメージアップの役割を多くもっていることを考えれば、「co.jp」一択と言ってもいいのではないでしょうか。

日本語ドメインはSEO対策になる?デメリットとメリット

ドメインの取得が不安な方は、New Standardの「はじめてセット」がおすすめ

ドメインについて色々と見てまいりましたが、いかがだったでしょうか?
たくさんの知識を得られた半面、かえって取得が不安になってきてしまった・・・という方もおられるのでは無いでしょうか?

ドメイン取得は、コーポレートサイト作成の最初のポイントに過ぎません。
このあとは、レンタルサーバーの選択・契約をし、WordPressのインストール、テーマのインストールと、サイトの中身以前の仕事が目白押しになります。

サイトにとって、本当に大切なのは中身です。
ここで時間をかけるのは、あまり得策ではないでしょう。

そこで当社でオススメしておりますのが、New Standardの「はじめてセット」です。

はじめてセット

このセット1つに、私たち集客のプロのノウハウを結集させたWordPressテーマ「New Standard」本体、サーバー取得、WordPressインストール、New Standardインストールまでが含まれる、初心者の方に優しいセットになっています。
テクニカルサポートも初月無料となっていますので、この機会にぜひご検討下さい。

有料テーマを試して選ぶ新常識

最後にご紹介です。事業用WordPressテーマ「New Standard」では、14日間の無料お試し体験を設けています。

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