WardPressテーマおすすめ6選(無料・有料)|建築会社・工務店・設計事務所編
WordPressでホームページを作る際、一番始めに決定しなければならない選択肢のひとつがテーマです。
WordPressテーマは、人間で言えば洋服のようなものです。もちろん、中身が最重要なのは当然ですが、誰しも第一印象は見た目で判断されてしまいます。
どれだけ御社の技術やサービスが優れていても、ホームページの中身を見てもらえなければ、話が始まらないのです。
さらに言えばテーマが洋服であるとすれば、TPOに即した着るべき服についても考えなければ、ですよね。建築会社・工務店・設計事務所などにも同様にマッチするテーマが、あります。
この記事は、自社ホームページ作成を予定されている担当者様向けに、御社にふさわしいWordPressテーマの選び方をご案内します。
無料・有料、両方をリストアップし、メリットデメリットをご紹介します。最後まで読んで頂ければ、WordPressテーマに明るくない方にも、選び方の基本がご理解頂けるようになっています。
ぜひ、最後までご覧ください。
建築会社・工務店・設計事務所におすすめの無料WordPressテーマ
まずは無料テーマから、3つご紹介します。
一昔前ですと、とてもビジネスユースには適さないレベルのものばかりでしたが、最近の無料テーマには眼を見張るものがあります。
できること、できないことをきちんと把握し、プラグインやカスタマイズなどで適切に補完できるのであれば必要十分と感じる方も多いでしょう。
一点だけ注意しておきたいのが、サポート体制です。有料だからといって必ずしも手厚いサポートが受けられるわけではありませんが、無料テーマでは最初からナシと考えた方が良いでしょう。
こちらだけ踏まえて頂いたうえで、無料テーマのオススメ3点をご覧ください。
Xeory Extension(セオリーエクステンション)
画像出典:Xeory
Xeory Extension(セオリーエクステンション)は、バズ部が提供する無料WordPressです。
バズ部とは、株式会社ルーシーが運営するWebマーケティング、コンテンツマーケティング特化型サイト。Webマーケティングに関する有益な記事を多数無料公開されています。
Xeory Extensionは、そんなバズ部の無料テーマであり、コーポレートサイトに適したテーマです。ただし、カスタマイズしていこうと思うと、少しCSSやHTMLの知識が必要になるテーマです。
Xeory Extensionの「建築会社・工務店・設計事務所に適したポイント」を3つご紹介しましょう。
●企業の特徴・サービス紹介・会社情報・お問い合わせが管理画面から設定可能
施工例やプラン紹介など、売りに直結する部分も大事ですが、こういったところも同じように重要です。信頼と安心を訪問者に感じて頂けるページ作りを。
●CTAの設定が管理画面から可能
待ちのホームページに徹することなく、訪問者のアクションを引き出す施策であるCTA。これも管理画面から簡単に設定できれば、いろいろとチャレンジがしやすくなりますよね。
●LP(ランディングページ)の作成が管理画面から可能
大きな買い物ほど、お客様から御社にコンタクトを取るのは非常にハードルの高いものです。トライ&エラーで改善し続けるには、作成・改良が簡単であることは必須項目です。
WordPressテーマNo.060
画像出典:無料ホームページテンプレート.com
つづいて、多数のWordPressテーマを無料公開している、無料ホームページテンプレート.comからのご紹介。
同社で提供されているテーマの数々は、それぞれが業種別に調整された専用デザイン。こちらのNo.060は、ズバリ不動産・建築・インテリア会社向けに作られたものです。
同社のクレジットが入ってしまうところが、気になるポイントかもしれません。その点を除けばオーソドックスな作りと、業種別にチューニングされたデザインで、万人受け間違いなしのテーマです。
建築会社仕様のデモサイトの存在が、初心者の方には嬉しいのではないでしょうか?
画像出典:無料ホームページテンプレート.com
当然ですが、通常のテーマは空っぽの状態からサイト作りが始まります。初心者の方は、どこに何をおけば良いのか分からない状態からのスタートとなりがちなのが実際のところ。
こういったデモサイトがあれば、自社サイトの参考イメージになりますし、制作もスムーズになることでしょう。
Lightning無料版(ライトニング)
画像出典:Lightning
安心の国内メーカー制作、かつWordPress公式ディレクトリ登録テーマです。テーマ自体は非常にシンプルでクセのない構造になっています。
動作も非常に安定していますので、長期間に渡って自社ホームページのテーマに採用する価値があります。
ちなみに、一級建築士として20年活躍されたコンサルタントの方が、建築業者向けに推奨している無料テーマも、こちらの「Lightning」のようです。
一般的なレベルのサイトであれば、無料版でも十分制作できます。しかし、将来的に機能を使いこなしたくなった場合は、有料版や有料プラグインが必要になります。
Lightningテーマの真骨頂は、同社が提供しているWordPress公式ディレクトリ登録プラグイン「VK All in One Expansion Unit(通称:ExUnit)」をインストールしてこそ発揮されます。
詳細は公式サイトにてご確認頂きたいのですが、有料版や有料プラグインを使わなくても、企業サイトっぽいテイストに仕上げることも可能です。
こちらの無料プラグインは、Lightningを使う場合は絶対にインストールしておきましょう。
画像出典:Lightning
建築会社・工務店・設計事務所におすすめの有料WordPressテーマ
つづいて、有料テーマを3つご紹介します。
無料のテーマも日進月歩で高機能化していますし、無料テーマの不足を補う無料プラグインも無数に存在します。WordPress未経験の方や、無料テーマしか使用されたことのない方は、もしかするとテーマにお金を出す意義を見いだせないかもしれません。
そのうえで、なぜ業務目的で有料のテーマを使用する会社さんが多く存在するのか?
ここでご紹介するテーマは、いずれもたくさんのユーザーから支持を受けている有料テーマです。無料とはどこが違うのか?よく吟味しながら、お読み頂ければと思います。
New Standard(ニュー・スタンダード)
ただいまご覧頂いているホームページは、弊社ninoya(ニノヤ)が開発したWordPressテーマ「New Standard(ニュー・スタンダード)」で作られています。
私どもninoyaの本業は、Web集客コンサルティング。Web上での自社ホームページへの集客を、クライアント企業様にコンサルタントすることを、日々の業務としております。
当然ながら、ただいまご覧頂いております弊社サイトも、累計700万PV・SNSシェア数30,000件超と、しっかりと成長させて参りました。
そんな私たちが日々のコンサルタントの中で、クライアント企業様の使われているWordPressテーマに対して感じていた、多数の不満。それらを解決するべく開発したのが、 New Standard です。
こと集客において、ご不満を抱かれるようなことはないと、自信をもってオススメしております。
ただ、WordPressテーマなのにブロガー向けの機能が薄い、というご指摘をちょうだいすることがございます。ですが、コーポレートサイトとして活用していただく分には、適していると考えております。
建築会社・工務店・設計事務所さまなどの業種では、一般小売店と異なり、顧客の絶対数が多くありませんよね。となれば、必然的に少ないパイを多数の競合会社と争うことになってしまいます。
さらに売り込み式の営業活動が嫌われる時代ですし、Webでの集客力は、今後の生命線となる重大なものです。「New Standard」は、Webで集客しなければならない皆様のために7つの特徴をもっています。
一言で申し上げるなら、「New Standardを起点にあらゆるWeb集客ができる!」というもの。
いずれも過去のコンサルタントの現場から出た知恵を元に、ひたすら集客のことだけを考えた機能です。7つの詳細につきましては、ぜひ別ページにてご確認ください。
VOGUE(ヴォーグ)
画像出典:TCD VOGUE
VOGUE(ヴォーグ)は、多数の業種別WordPressテーマを制作していることで知られる、TCDの建築会社・工務店・設計事務所対応テーマです。
大型画像を効果的に使用したトップページは、重厚で高級感があふれ、御社の物件や施工事例をより効果的に魅せることが可能です。
大型画像は読み込みには若干の時間を要してしまいます。しかし、VOGUEではその時間さえ逆手に利用し『体感的なリズムを追求することで、期待感を持続させながらブランドの世界観を表現する』(公式サイトより引用)とのこと。
その他、業種別テーマ専門メーカーらしい工夫は数え切れず。
そのひとつが、コンテンツビルダー。トップページを構成する「キャッチフレーズ&説明文」「プランコンテンツ」「メインイメージ」「ブログ&ニュース」「ギャラリーコンテンツ」「フリースペース」を、ドラッグアンドドロップで簡単に構築することができるのです。
もちろん、コレ以外にも利用するメリットが多数準備されています。詳細は公式サイトをご覧ください。
ひとつウィークポイントをあげるとすれば、完成度が高すぎるため、カスタマイズの自由度がやや低くなる点でしょう。そこは、製作時の工夫でカバーしていきたいところです。
VOGUEのデモサイトをご覧いただくと、このテーマの良さがすぐに理解できます。逆に言えば、パッと見で良さが伝わらなければ、一般の訪問者にも伝わらないということ。これは非常に大切な問題です。
詳細は、デモサイトでご確認を。
画像出典:TCD VOGUE
工務店用サイトテンプレート[ 地域密着型タイプ ]
画像出典:+DESIGN
+DESIGNが手掛けるWordPress、工務店用サイトテンプレート[地域密着型タイプ]です。
同社が手掛ける工務店向けテーマは4種類。こちらのタイプの他には、スタンダードタイプ、情報発信タイプ、モダンタイプがあります。
地域密着タイプでは、上で紹介した高級感を打ち出す「VOGUE」とは正反対のイメージ。地元の繋がりを大切に、実直に積み重ねてきた信頼感を打ち出すことを目的に、全体が構成されています。
特徴はトップページ上部を飾る、3枚の画像を組み合わせたファーストビュー。これはやってみると非常に難易度の高い部分で、組み合わせ方によっては、ちぐはぐで統一感のないファーストビューになりがちです。
ですが、ここは担当者の腕の見せどころでもあります。御社の魅力を最大限に発揮できるよう、頑張って吟味してみましょう!
標準で、トップページに施工事例、お客様の声をスライダー表示する機能が設定されています。建築会社・工務店・設計事務所さんで、これらを掲載されない会社さんはありませんよね。
必須の機能がきちんと搭載されている、使いやすいテーマだと思います。
画像出典:+DESIGN
建築会社・工務店・設計事務所に適したWordPressテーマとは?
無料テーマ3種、有料テーマ3種についてご紹介してまいりました。あなたのお眼鏡に適うテーマは見つかりましたでしょうか?
ここまでご覧になって、むしろ逆に決められなくなってしまった・・・という方もいらっしゃるかもしれませんね。
この項目では、そもそも建築会社・工務店・設計事務所が選ぶべきWordPressテーマの選び方についてお話してまいります。
会社や建築物の特徴と近い雰囲気のデザイン
会社そのものや、造っている建築物は、それぞれ大きな違いがあります。
大工さん中心の町の小さな工務店、展示場などを所有する中堅ビルダー、大手メーカーとFC契約している工務店。それぞれ、必要となるホームページの雰囲気は異なります。
また、造る建築物が一般住宅なのか、店舗なのか、ビルなど大型のものなのか、それによっては集客すべき客層も大きく変わることでしょう。
一般住宅とひとことで言っても、スタイリッシュ住宅、自然派住宅、輸入住宅、高性能住宅、伝統的な日本家屋などなど・・・考えだしたらキリがありません。
自社のタイプ、造る建築物、それらを熟慮し、最もマッチするテーマを選んでください。
例えば、上のほうでもご紹介したVOGUE(ヴォーグ)と工務店用サイトテンプレート[地域密着型タイプ]のように、最初からイメージが準備されているものを選ぶ。
あるいは「New Standard」のようなシンプルなテーマを使い、大型画像で雰囲気作りしていく選択も良いでしょう。
サイト完成後にテーマを変えるのは、色々と面倒ごとが発生します。テーマ選択はくれぐれも慎重に。
見学会告知等の更新がカンタンにできる
ホームページを作成したばかりの頃は、社内的にも気合が入っている状態のハズ。多少面倒だったとしても、コマメに見学会などのイベント情報を更新することも苦になりません。
ですが時間の経過とともにホームページにかける時間が惜しくなり、ついつい更新を怠ってしまうことも。そうならないためには、とにかく更新作業が簡単でなければなりません。
もちろんWordPressですから、新しい記事の追加はどのテーマでも簡単です。ですが、その記事をトップページの然るべき場所に掲示するまでが、更新作業。
WordPress管理画面からトップページ全体を簡単に模様替えできて、さらに言えば、見学会申し込みなどのCTAも簡単に構築・更新が可能なテーマを選択してください。
施工事例(写真や動画)が載せられる
建築業界は、お店で手軽に手にとって商品を見られる・・・そんな業界ではありません。
いかに、自社の施工事例を数多くお見せできるか。どうすれば、自社ホームページに不案内な訪問者の目に触れやすい場所に配置できるか。
標準で使いやすい機能が搭載されているテーマもあります。
上で紹介した『工務店用サイトテンプレート[ 地域密着型タイプ ]』で言えば、標準装備の施工事例スライダー。弊社の『New Standard』で言えば、トップページのスライド式キービジュアル。
テーマ本体の機能でなくとも、使いやすいプラグインもあります。あわせて検討してみるのも良いでしょう。
それともうひとつ、集客のプロとして写真のアドバイスを。Webに上げる画像は、ぜひプロのカメラマンに依頼されることをオススメします。
SEO(検索エンジン最適化)に強い
せっかく自社ホームページを立ち上げても、訪問者さんが来てくれなければ意味がありません。そこで考えなければならないのが、検索結果上位表示を狙うSEO対策です。
特に建設業界は一件一件の集客の価値が高いため、Web上での集客競争は激しいものがあります。広告の単価も高く、検索連動広告も多種多様、アフィリエイターへの依頼も頻繁に行われています。
集客に結びつきやすいキーワードは、常に競争にさらされています。そんな厳しい市場でのSEO対策ですから、やれることは全てやらねばなりません。
もちろん、SEO効果の薄いWordPressテーマの選択はおすすめできません。SEO対策に長け、集客効果の高いテーマを選ぶようにしましょう。
【まとめ】建築関連の会社におすすめのWordPressテーマ
建築会社・工務店・設計事務所に適したWordPressテーマについてお話してまいりました。いかがだったでしょうか?
無料テーマからは、
- Xeory Extension(セオリーエクステンション)
- WordPressテーマNo.060
- Lightning無料版(ライトニング)
有料テーマからは、
- New Standard(ニュー・スタンダード)
- VOGUE(ヴォーグ)
- 工務店用サイトテンプレート[ 地域密着型タイプ ]
それぞれ3本ずつ紹介させて頂きました。
無料テーマも以前に比べれば格段にレベルが上がっております。サポートやセキュリティなどで若干の不安点もありますが、今回ご紹介したテーマは企業ユースとしても実用に耐えるものばかりです。
また、建築関連業種の企業様がWordPressテーマを選ぶ際は、
- 会社や建築物の特徴と近い雰囲気のデザイン
- 見学会告知等の更新がカンタンにできる
- 施工事例(写真や動画)が載せられる
- SEO(検索エンジン最適化)に強い
こういったポイントが大切である点についても、ご説明させて頂きました。
言ってしまえば、自社のテイストにあったホームページが作れて、案内が簡単に出せて、たくさんの人に見てもらえる。それらのサポートをしてくれるテーマを選ぶことをオススメします、という内容でした。
つまり、きちんと選べば、それらができるテーマがある、ということです。
先述の通り弊社でも、Web集客コンサルタントの立場から、理想的なWordPressテーマを作り上げ、ご紹介しております。
New Standardは少しずつ改良を重ね、非常に優秀な企業サイト用テーマとして完成しました。お陰様で200社以上の企業様に、自社ホームページの基礎として、ご愛用頂いております。
とはいえ、大切な自社ホームページ用のテーマです。そう簡単には決めることは難しいでしょう。
そこで弊社では、WordPressテーマ New Standard の、無料お試し体験を準備させて頂きました。
Web集客コンサルティング会社であるninoyaがそのノウハウを詰め込んだ New Standard 、ぜひご自分でお試しください。