WardPressテーマおすすめ6選(無料・有料)|美容室・美容院・サロン編
美容室・美容院・サロンなどの利用者の多くが、Web経由でのお店とのコンタクトを希望する。そんなことは当たり前の時代になりましたね。
今ではほとんどのお店が、大手予約サイトに登録したうえで、自店ホームページでも集客を行っています。
自店ホームページは、スタイリストの紹介や定休日・営業時間、メニュー価格表などを掲載することで、新しいお客様にアピールする大切なステージ。予約は予約サイトで行うとしても、店の様子はやっぱりお店のホームページで確認したいのが、お客様の心理なのです。
ですから、小さい美容室さんこそ、大型店に負けずにホームページを構えていただきたいところです。
中小のお店さんにオススメしたいのは、やはりWordPressによる手作りホームページです。外注に比べれば予算もグッと抑えられますし、美容院にマッチしたWordPressテーマを利用することで、お店にピッタリのホームページが作れるでしょう。
この記事では、オススメのWordPressテーマを、無料・有料、それぞれ3つずつピックアップして解説します。WordPressに不慣れなご担当者様にもわかりやすくお話しますので、お店のホームページで利用するテーマを選ぶきっかけとして頂ければと思います。
それでは最後までお付き合いください。
美容室・美容院・サロンにおすすめの無料WordPressテーマ
まずは無料テーマから、3つご紹介します。
WordPressにはたくさんのテーマがあるのですが、最近の無料テーマはレベルが高く、ビジネスユースにも必要十分のものが多くなりました。ここでは、その中でも美容業界での使用にマッチしたものをご紹介します。
無料とは言え、プラグインの活用やページ製作時の工夫により、プロ顔負けのサイトを作ることも可能なものばかり。どうしても予算を絞りたい・・・という方は、こちらをご注目ください。
無料レスポンシブWordPressテーマNo.019
画像出典:無料ホームページテンプレート.com
無料の業種別WordPressテーマを多数送り出している「無料ホームページテンプレート.com」のテーマです。
こちらは美容系(美容室、美容院、エステ、ネイルサロン)に特化して作られており、上品で落ち着いた大人の雰囲気をもったページが作れます。
サンプルサイトの画像をご覧ください。
画像出典:無料ホームページテンプレート.com
全体的におとなしい橙をベースとした色調で、幅広い年代の方に違和感なく見てもらえるページができるでしょう。
若い女性をメインターゲットにされているお店の場合、もう少しポップさが欲しくなるかも知れませんね。そんな場合でも、画像や文字装飾などで充分カバーできると思います。
非常にシンプルでクセのない作りであり、美容業界向けに特化した機能は特にありません。ですが、スライドショーなどビジュアル的に必要な機能をプラグインで実装させる土台としては良い選択かも知れません。
無料テーマ+プラグインでお考えでしたら、オススメできるWordPressテーマです。
Xeory Extension(セオリー エクステンション)
画像出典:Xeory
webマーケティング界では有名なバズ部プロデュースの無料WordPressテーマ、Xeory Extensionです。
ワンカラム型のシンプルな作りで、美容業界用に作成されてはいないものの、トップに巨大な画像を掲示することで外観イメージを簡単に自店に合わせることができます。
ページはサイト型スタイルであり、きちんとしたトップページが最初から準備されているのもうれしいポイントです。
Xeory Extensionでホームページを運用する際は、少しCSSやHTMLの知識が必要かもしれません。ですが、こちらのテーマは普及率が非常に高く、ネット上にカスタマイズ情報が多く出ています。
それらを参考に手を加えることで、美容店舗らしい仕上がりにすることは難しくありません。特に、ヘッダー部分をフルワイドのスライダー形式にするカスタマイズは、オススメです。
Cocoon(コクーン)
画像出典:Cocoon
個人で活動するプログラマー わいひら氏が提供する、無料WordPressテーマがCocoonです。ブロガーを中心に絶大な人気を誇り、とても無料とは思えない機能性とカスタマイズ性を備えた優秀なテーマです。
他のテーマでは見られないポイントが、豊富に準備されているスキンの存在。設定から切り替えることで、サイト全体のイメージを変えることができます。
上の画像はCocoonの「デフォルトスキン」ですが、これを「凸凹スキン」に変更すると・・・
画像出典:Cocoon
同じページでも、これだけで少し印象が変わります。ほんとうにたくさんのスキンがありますので、あなたのお店にマッチするものも見つかると思いますよ。
ただし、サイト型のトップページは標準で準備されていません。お店のホームページとしては「物足りない」と感じる方がおられるかもしれませんね。
ただ、固定ページ+Cocoon設定+若干のCSS調整で、サイト型トップページを作ることは可能です。よくおわかりにならない方も、ネット上に手順を案内するサイトがいくつかありますので、一度ご覧になってください。
ちなみにブログ方面の機能は、非常に充実したものがあります。スタイリストさんやスタッフさんによる日々のブログに力を入れる予定があるお店には、オススメできるテーマになっています。
美容室・美容院・サロンにおすすめの有料WordPressテーマ
つづいて、有料テーマを3つご紹介します。
先にご紹介した無料テーマ3選も、非常にクオリティの高い内容なのは間違いありません。ただ、紹介文をご覧になっておわかりの通り、どうしても理想的なページ作りを行うまでには、少々のハードルが存在するのも事実。
これが有料のテーマになると、どうなるのか?そのあたりを、ご紹介したいと思います。
New Standard(ニュー・スタンダード)
検索からこの記事に来られた方はご存知無いかも知れませんね。私どもninoya(ニノヤ)がお届けしているWordPressテーマが「New Standard(ニュー・スタンダード)」です。
企業コーポレートサイト専用のテーマとして、これまで国内トップクラスの200社以上の企業様にご利用頂いて参りました。
私たちの本業は、Web集客会社です。お客様のホームページにお客様が集まりやすい仕組みを作る一環として、SEOの基礎であるWordPressテーマも作らせて頂きました。
美容業界の方ならご存知と思いますが、『美容院 +(地区名)』などで検索すると、上位表示されるのは各予約会社のサイトばかり。
地域名で美容室・美容院・サロンをお探しの方にアピールするには、予約サイトたちの、せめてちょっと下くらいには表示されたいところです。そこでお役に立てるのが、集客のプロが作ったWordPressテーマ「New Standard」。
もちろん、集客だけがウリというわけではありません。webの知識は必要なく、ドラッグアンドドロップだけで、プロ品質のサイト型ホームページが作成できます。
ここではスペースが足りませんので、詳細は別ページをご覧ください。
ただ、基本的には企業コーポレートサイト用途をメインに設計されたWordPressテーマになっています。デフォルトの状態では、スタッフブログなどを賑やかにやる、というブログ機能は搭載しておりません。
ですが、吹き出し機能など装飾関係をご希望の場合は、ほとんどがプラグインなどでも対応可能ですので、ご安心ください。
TCD Beauty(TCD ビューティー)
画像出典:TCD Beauty
多数の業種別有料WordPressテーマを開発するTCDが提供する、理美容・サロン系店舗向けのテーマです。
業種をひとつに絞って作られているため、美容業界のお店さんが欲しい機能の多くが標準装備されているのがうれしいところ。
画像出典:TCD Beauty
ヘアスタイル検索機能やスタイルギャラリーページ機能が標準で使用できるのは、やはり業種専用テーマの強みですね。
もちろん、これらの機能はプラグインなどを活用すれば、他のテーマでもできないことではありません。ただ、スタッフさんにwebに明るい方がおられない場合は、こういったテーマを採用するのもひとつの方法です。
さらに言えば、これらはBeautyの機能の一部です。この他にも美容業界で使える機能が搭載されていますので、詳細は公式ページでご確認を。
なお、完成度が高い反面、自由度は高くありません。決まった型の中でページ作りをしている分には何の問題もありませんが、気になる方は気になるかも知れません。
もちろん、CSSやHTMLの操作ができる方であれば、この限りではありません。
Fancie NOTE(ファンシー ノート)
ここまでご紹介したテーマは、どれも人気と機能性の高い、どなたにもオススメできるものばかり。
ですが・・・
『もう少し、面白みが欲しい』
『ウチの店のホームページは、もっとデザイン性とインパクトが強くなきゃ!』
そうお感じになられたオーナーさんもおられることでしょう。そんな方にオススメしたいのが、アプリ開発会社デジステイトのWordPressテーマ「Fancie NOTE」です。
サンプルサイトをご覧ください。
この外観だけで一目惚れしてしまう方もいらっしゃることでしょう。
さらにコチラのテーマは、ヘッダーコンテンツはPC用、スマホ用、別々に作成する仕様になっています。とことん見た目にこだわるコチラのテーマは、美容業界と相性がいいでしょう。
ただし、自由度が高い反面、デザイン的に迷子になってしまうこともあり得ます。配色を含め、webデザインはそれだけでスクールができるくらい奥の深いものですから。
ですが、ここは美容のプロの腕の見せどころと捉えて、スタッフ全員で頑張ってみましょう!
美容室・美容院・サロンに適したWordPressテーマとは?
美容業界が他の業種と異なるのは、未経験のお客様を獲得することが基本的に不可能である、というところ。どこの美容院にも行かない女性って、いらっしゃらないですからね。
つまり他店に通っているお客様に、自店へ乗り換えしてもらう他には、集客の方法は無いということ。
しかも美容のお店は一般的なショップと異なり、ちょっと中の様子を見る・・・という行動が取れるお客様はいらっしゃらないでしょう。
となれば、アピールポイントは口コミと、あとはホームページくらいしか無いのでは無いでしょうか?
せっかく作る、大事なホームページです。必要な機能の漏れがあってはいけません。この項目では、この業界で使うWordPressテーマに含まれるべき機能について考えてみます。
必要な情報が掲載できる
オシャレな外観や、大きなスライド画像も大切ですが、必要な情報が掲載できなければ話になりません。
美容の店舗で必要な情報と言うと・・・
- 店舗情報
- スタッフ紹介
- メニュー(料金表)
- ヘアスタイルカタログ(ルックブック)
- お客様の声
- 営業カレンダー
- お問い合わせフォーム
などでしょう。
もちろん掲載すると一口で言っても、本当にただ掲載すれば良いというものではありません。(ただ掲載するだけでしたら、できないテーマは無いですからね)
ネットのお客様は、スタッフと対面する実店舗と異なり、チョットでも分からなければ瞬間的に離脱してしまいます。初めて訪問されたお客様が、トップページから簡単に欲しい情報にたどり着けなければ、掲載されていないのと同じなのです。
トップページを御社に最もふさわしい形にカスタマイズして、誰の目にもわかりやすい情報への入り口を準備しなければなりません。
伝えたい情報は、お店によって少しずつ異なるでしょう。であれば、トップページは操作のし安さだけでなく、内容や位置、項目数などの自由度が求められるのです。
手前味噌になりますが、 New Standard のトップページは作りやすさと自由度が共存する理想的なものになっています。
リピートにつながる
webを活用し、新規のお客様を増やしたうえで、リピーターになってもらえれば言うことはありません。そのためには、どんな施策が有効になるでしょうか?
例えば、予算を割いて大手の美容予約サイトなどで、クーポン券などを使ったキャンペーンを実施するとします。そこで発生する問題は、クーポン来店のお客様の定着率。
クーポンが好きなお客様は、残念ながらあなたのお店をあまり見ていません。その時その時で、クーポンのあるお店を渡り歩いていますよね。
そんなお客様の一部でも、リピーターに変わってくれれば、お店の将来は明るくなってきますよね。
例えば、
- 公式LINEへの登録を促す
- ヘアカタログ(ルックブック)でトレンドを発信
- ブログでスタッフの人となりを発信
など、ホームページでできるアクションはいろいろあります。
大切なことは、こういった施策を日々継続し続けること。そのためには、操作が簡単でCTAなども管理画面から簡単に調整できなければ、忙しい中継続するのは難しいです。
美容室・美容院・サロンでのテーマ選びにおいては、日々の更新がどのスタッフでも簡単にできるものを選ぶようにしましょう。
客層にあったデザイン
総務省の令和2年版情報通信白書によれば、年代別インターネット利用率は60~69歳で90.5%、70~79歳でも74.2%とのこと。ホームページといえば若い方向けのことだけ考えていれば良い、という時代はすでに終わっているのです。
自店の客層にあったホームページデザインの必要性がご理解頂けましたでしょうか。
デザインと言っても、考え方は2つあると思います。
1つは、純粋にあなたのお店の客層が喜びそうなデザインを採用する、考え方。上で紹介した「Fancie NOTE」を採用したページ作りなどは、若い女性の感性にささる効果が期待できるでしょう。
あるいは同じ若い女性向けのお店でも、もっと落ち着いた大人の雰囲気を演出した方が良さそうなのか?
これは日々お客様と接している、オーナーさん、スタッフさんにしか正解は導き出せません。あなたの店舗にもっともふさわしいデザインを、よく検討して頂きたいと思います。
もうひとつは、機能性を重視したデザインの考え方です。
オーナーさんの感性だけでデザインを決めてしまった場合、特に年配のお客様の混乱が危惧されます。全体の配置・レイアウトは奇抜にしすぎると、年配の女性にはわかりにくくなってしまいます。
また、ただでさえ小さいスマホの画面で、さらに小さい文字を読んで頂こうというのも問題です。
メニューリンクに配置する項目も、お客様全員が英語表記で理解できるワケではありません。背景と文字が同系色だと、見にくいと感じる方も多いかも知れません。
もちろん、美容業界のショップサイトであり、お役所のページではないのですから、見た目のオシャレさも必要だと思います。正解はあなたの客層にあったデザインのみ、これをよく考えましょう。
【まとめ】美容室やサロンにおすすめのWordPressテーマ
美容室・美容院・サロンにおすすめのWordPressテーマについて見てまいりましたが、いかがでしたでしょうか。
ここで少し、おさらいさせて頂きます。
無料のWordPressテーマでは、3つのオススメを紹介致しました。
- 無料レスポンシブWordPressテーマNo.019
- Xeory Extension(セオリー エクステンション)
- Cocoon(コクーン)
いずれも無料で利用できるテーマとは思えない完成度でした。
同様に、有料テーマも3つ紹介しております。
- New Standard(ニュー・スタンダード)
- TCD Beauty(TCD ビューティー)
- Fancie NOTE(ファンシー ノート)
上述の有料テーマなら、簡単に美容室のホームページを作ることができるでしょう。
弊社のテーマNew Standardは、基本的には企業コーポレートサイトをメインとするWordPressテーマです。New Standardを有効利用されている美容業界のお店さんも多くございます。
写真とカラースキームを効果的に使うことで、あなたのお店「らしさ」は充分に表現できると思います。そのうえで、これまで培った集客力をあなたのお店に活かして頂ければ、ライバルと戦えるホームページ作りができると思います。
美容業界でのホームページの役割は、
- お客様に自店の情報を分かりやすく伝える
- 日々、自店オリジナルの施策を打ち、リピート化を促進する
- 客層にあったデザインを採用することで、お客様に『自分の店』と感じて頂く
こういったところが中心になってくるのだと考えます。
一番大切なのはコンテンツですが、基礎にあたるテーマの重要性も大きいです。ぜひ、あなたのお店にあったテーマ選びを行うようにしてください。
ここまでご覧頂いて、 New Standard にご興味をお持ち頂いた皆さんには、無料お試し体験を準備しております。
Web集客コンサルティング会社であるninoyaがそのノウハウを詰め込みました。ぜひ一度、お気軽に体験して頂ければと思います。