WordPressのパーマリンク|SEOで重要なポイントと設定方法を解説
企業ホームページの作成を始められたばかりの方、これから始める方、パーマリンクの設定・使い方はきちんと決められていますか?
パーマリンクとは・・・
この画像の例で言えば、日付以降の部分を指します。
WordPressをインストールしたデフォルトの状態で記事を書けば、こういったパーマリンクになるはずです。
ホームページを作成しはじめたばかりですと、どうしても記事や全体のレイアウトに関心がいきがちなのは分かります。
こういった細かい部分はどうしても後回しにしたくなりますよね。
ですが、詳細は後ほど解説しますが・・・
- パーマリンクもSEO評価対象です!
- 落ち着いてからでは、SEO的に変更不可!
- 公開前にちゃんと決めてからスタートが必須!
というのがパーマリンクの基本だったりするのです。
決して難しい話ではありません。
この記事をご一読頂いて、正しいパーマリンクのあり方を学んでから、記事作りに専念して頂くようお願いします。
それでは最後までお付き合い下さいませ!
WordPressのパーマリンクとは
あらためましてWordPressのパーマリンクとは何か?
Webページ毎に設定したURLのことで、狭義の意味では上記の通りホームページURL以降の部分を指します。
個人で運営されているWordPressブログなどを拝見していると、デフォルトのままのパーマリンクで記事を投稿されているケースが散見されます。
もちろん趣味で作られているブログであれば、何の問題もありません。
ですが、企業の営業活動の一環としてホームページを作成される場合においては、間違いなくアウト。
先述のとおり、検索サイトGoogleにとってはパーマリンクもSEOの評価対象となっているのです。
サイトの URL 構造はできる限りシンプルにします。論理的かつ人間が理解できる方法で(可能な場合は ID ではなく意味のある単語を使用して)URL を構成できるよう、コンテンツを分類します。
Google検索セントラル シンプルな URL 構造を維持する
SEO対象といっても、当然ですが被リンクや記事内容ほどの重みのあるものではありません。
ですが、多少なりともSEO的に意味のあることで、簡単に設定出来ることを対応せずに放置するのは関心できません。
さらに言えば、パーマリンクは記事作りが落ち着いてから考える・・・では手遅れなのです。
せっかくGoogleクローラーに認識してもらった記事も、パーマリンクが変われば検索エンジンは別記事と認識してしまいます。
つまりSEO評価はその時点でリセットされ、ゼロからの再スタートになってしまうのです。
この記事の冒頭で、公開前にちゃんと決めてからスタートが必須!と申し上げた意味もご理解頂けたことでしょう。
それでは次の項目から、おすすめのパーマリンクのあり方について深堀り紹介していきますね。
SEO効果を高めるWordPressパーマリンク設定時のポイント
Google検索エンジンが求めるSEO効果を最大限に考慮しつつ、訪問者さんにもすぐに理解して頂きやすい、文字列。
これが御社のホームページに、SEOの観点から必要なパーマリンクになります。
設定時のポイント3点について、良い例・悪い例をお出ししますので、参考になさって下さい。
ページ内容を簡潔に表す
例えば「集客 方法」というキーワードで記事を作成したとき、ページ内容を簡潔に表しているパーマリンクはどちらか?
もちろん英単語でキーワードを表示した方ですよね。
バツで例示したパーマリンクでは、何について書かれた記事なのか、知りようががありません。
英単語を用いる
ページ内容を簡潔に表す、ということであれば日本語で表記したパーマリンクこそ、日本語の記事にはふさわしいのでは?
ウチのホームページは対象は日本人だけだし、日本語が伝われば問題ないんだけど?
というご意見もあることでしょう。
が、ここでは英単語を用いたパーマリンクの方が正解となります。
と言っても日本語がNGなのは、SEO的な理由からではありません。
Googleサイドではむしろ、『記事本文とパーマリンク文字列は同じ言語が望ましい』とさえ言っているのです。
では、ここでパーマリンクに英単語を推す理由は?
正解はSNSなど外部でシェアしてもらう際に、日本語パーマリンクがネックになる可能性があるから。
例えば、上記画像の https://newstd.net/集客の方法 をSNSにコピペするとどうなるか?
日本語部分に「URLエンコード」という処理がされてしまって
https://newstd.net/%e9%9b%86%e5%ae%a2%e3%81%ae%e6%96%b9%e6%b3%95?
というアドレスになってしまうんです。
意味が伝わらないばかりか、どうみても怪しげです。
さらにたった5文字の日本語パーマリンクが、45文字に変わってしまうんです。
Twitterでは文字数オーバーの問題さえ発生することでしょう。
今やSNSでの拡散は、ホームページ戦略では必須中の必須項目。
御社が英語圏をマーケットにしていなくても、パーマリンクは英単語一択です!
投稿日付は入れない
なんとなく、今後の管理のためにも日付があった方が良いような気がする・・・という方もおられることでしょう。
なぜ、日付を入れてはいけないのでしょうか?
答えはシンプルです。
記事は本来、一度書いたらそれで終わり、というものでは無いからです。
SEO的なPDCAを行ううえで、正しく運営していれば記事を何度も修正する方が、正しいあり方です。
最終更新日が今後変更されることがわかっているのですから、日付があるのはかえってマイナスになるでしょう。
もちろん、御社業務に関する基礎知識的な記事の場合だと、後々の記事修正が考えにくいケースもあると思います。
そんな場合も日付が過去になればなるほど、訪問者さんに『古い記事』という印象を与える懸念がありますので、やめた方が無難です。
記事の内容が普遍的で変化しようのない事柄の記事であっても、です。
どうぞご注意を。
WordPressパーマリンク設定方法
ここからはホームページスタート時点に済ませておくべき、パーマリンクの基本設定についてお話していきます。
はじめが肝心ですので、記事を書き始めるより先に、必ず実施して下さいね。
手順(1) WordPressの管理画面でパーマリンクの設定を行う
WordPressのダッシュボード、設定>パーマリンク を開いて下さい。
パーマリンク6つの選択肢のうち、「投稿名」にチェックをいれて「変更を保存」をクリック。
(カスタム構造を選択し、下のタグから『postname』をクリックしても同じ結果になります)
パーマリンクから日付を排除しましょう。
手順(2) 投稿画面で個々のパーマリンクを設定・変更する
手順(1)でパーマリンクを記事タイトルに変更しましたが、このままですと日本語パーマリンクになってしまいます。
そのため、記事投稿の都度、英単語表記に修正入力しなければなりません。
記事作成開始後、下書き保存すると自動的にパーマリンクが作成されます。
右側のパーマリンクの項目内、URLスラッグに表示されている日本語の記事タイトルを、英語表記に修正して下さい。
その際、タイトル全文を英語化すると長すぎる場合がほとんどだと思います。
重要な部分だけを簡潔に英語パーマリンク化するように工夫しましょう。
実はこのあたりを自動的に解決するプラグインも、あることはあります。
が、手動で簡単に出来ることは、手動で済ませた方が無難です。
プラグインは入れない方向で考えましょう。
手順(3) カテゴリーとタグのスラッグを変更する
パーマリンクの設定は以上となりますが、同じようにカテゴリーとタグのスラッグもカスタムしておきましょう。
まずダッシュボード、投稿>カテゴリーへ。
修正したいカテゴリーで「クイック編集」をクリックすると、下の青枠の状態になります。
スラッグ内はカテゴリー名と同じ文字列になっているはずですので、この図のように英語カテゴリー名に変更しましょう。
続いて同じ用に、タグのスラッグも英語表記に変更していきましょう。
ダッシュボード、投稿>タグで修正が可能です。
新しいカテゴリー・タグを作る際には、忘れずに英語スラッグへ修正するようにしましょう。
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今回はSEOの側面からパーマリンクについてのお話をさせて頂きました。
こんな細かなところにもウンチクがあるのかと、驚かれた方もおられるのではないでしょうか?
何となくホームページを作っていれば通り過ぎてしまうような部分にも、SEO上のポイントがあります。
コンテンツを充実させていくのは当然ですが、こういったSEO施策の部分にも気を配らなければ、やはり検索上位表示は難しくなってしまうのです。
問題は、そんなことが可能なのか?ということ。
特に中小企業様の場合、ホームページご担当であっても、他にいくつも役割を担っているのが普通でしょう。
コンテンツを作りつつ、SEO施策にも手を出していくことは、本当にハードルが高いことです。
かといって、力を入れるのがコンテンツだけ、SEOだけ、では企業ホームページの成功はあり得ません。
せっかく準備したユーザー様の役に立つ情報・コンテンツが、誰にも届かずに埋もれてしまうのだけは、絶対に避けましょう。
いかがでしょう?
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