【TCDとNew Standard】WordPressテーマ比較!評判通り?違いと使い勝手

WordPressテーマ「New Standard」の購入をご検討中の方から、デザイン性の高いWordPressテーマとして評判の「TCD」と「New Standard」の違いについて問い合わせいただくことがあります。
そこで今回はそんな疑問にお答えすべく、TCDとNew Standardの両方をお使いのお客様に率直な感想、使い勝手を寄稿いただきました。
今まではTCD一択だった
私は都内でWebデザインをしているフリーランスですが、今やサイト制作のほとんどがWordPressになっています。
すべて一からオリジナルで作ることもあるのですが、「コストを抑えてカッコいいデザインを」というクライアントも多いので、市販のデザインテーマを使って作ることがあります。
私が今までよく使ってきたのがTCDのテーマ。かっこよくてオシャレなテーマが多いので有名ですよね。これを使うと、あっという間にオシャレなWordPressサイトが作れちゃいます。
ただ、TCDの欠点はカスタマイズがやりにくいこと。
例えば、テーマによってはフロントページのスライダー画像が3つまでに制限されていたり。
これを4つに増やそうとしても、テーマでがんじがらめになっていて、増やすことができないんですね。
そこで、他に良いテーマがないか探したところ、「New Standard」というテーマを見つけたんです。
試しに使ってみたところ、カスタマイズがしやすいし、使いやすい。そしてデザインがオシャレ。もうね、惚れましたよ。今までTCDばっかり使ってきたけど、今はNew Standardが一番のお気に入りです。
ではこれから、New Standardを気に入った理由を説明していきます。
カスタマイズがすごく簡単
TCDの場合
TCDの一番の売りが「デザイン」です。
すごくオシャレなテーマが多くて、サンプルサイトを見るとうっとりするほどです。非常に緻密な設計がされています。
そのテーマのとおりにコンテンツを当てはめていけば、なんの問題もなくオシャレなサイトが作れますが、デメリットは「カスタマイズ性に欠ける」ということです。
例えば下の画像が、あるテーマのTOPページ設定画面。
スライダー画像を3つまでしか登録できません。
お客様から「スライダーを5つにして欲しいんだけど」と言われても、対応できないんですね。
TCDのテーマは、上記の例のようにあらかじめ決まったデザインに当てはめていくというスタイルです。ピタッと当てはまれば、美しくてオシャレなサイトが出来上がりますが、ピタッとはめるのが結構難しいんですよね。
「コンテンツに応じてデザインを作っていく」というより、「デザインにコンテンツを当てはめていく」という作り方になります。
New Standardの場合
New Standardは、TCDとは設計の考え方が真逆だと思います。
基本のデザインはフレームとして提供している。そこから自由にカスタマイズして、独自のサイトを作り上げていく、という感じです。
だから、カスタマイズが簡単で柔軟性があります。
例えば、フロントページの設定。
スライダー設定は、New Standardでは「キービジュアル」と呼んでいます。
そもそも、スライダーを表示するかしないかを設定できたり・・・
キービジュアル(スライダー画像)を自由に増やしたり減らしたりできます。
他にも、「フレキシブルブロック」という項目で、コンテンツの一覧やニュースなどを表示して、さらにカラム数まで任意に決められます。
基本フレームは用意されているのですが、その中で自由にカスタマイズできるのが、New Standardの良いところです。
ソースコードをいじることも、プラグインに頼ることも不要。
New Standardの機能だけで、高度なカスタマイズが簡単にできるので、作業がすごくはかどります。
設定項目を細かく設定できるのも気に入ってます。
とにかく、カスタマイズの自由度がすごいです。ここまで細かく自由にカスタマイズできるテーマは、今まで無かったように思います。
企業用サイトに最適なWordPressテーマ
TCDの場合
TCDは、78個ものテーマを展開しています。それぞれにターゲットとしている業種があって、例えば「旅館」「クリニック」「美容・サロン」「一般企業」向けのデザイン等があります。
それぞれは非常にオシャレで、特にフロントページはヒーローヘッダーを使ったり、カッコいいビジュアルを使っていたりして、すごく気を惹きます。
ただ、特定業種向けのテーマを一般企業に当てはめると、どうしても違和感を感じるデザインになったり、コンテンツが合わないということも出てきます。
また、写真や動画を大きく見せているテーマが多く、一見すると「すごい」となりますが、いざ実際に一般企業のWebサイトを作り始めると、オシャレな写真が用意できずに、中途半端な仕上がりになりがち。
一般的な企業のWebサイトとして、合わない(合わせられない)テーマが多いように思います。
New Standardの場合
New Standardの場合は、テーマは1種類です。
TCDのように、いろんなデザインテーマを展開していないですが、この1つのテーマでどんな業種のWebサイトも作れるように設計されています。
フロントページのデザインも、今まで書いてきたように自在にカスタマイズできます。
また、過度にオシャレなビジュアルが必要なわけでもないです。
それから、企業サイトで必要だろうという機能が網羅されています。
例えば、
- カテゴリごとにCTAを設置できる。
- FAQページを作れる。
- 商品一覧ページを作れる。
- BASEカートと連動でき、物販サイトを作れる。
- ランディングページを作れる。
など、企業サイトに必要な機能が網羅されています。
企業サイトとして考えると、やはりNew Standardのほうが作りやすいです。
TCDとNew Standard比較表
ここまで、TCDとNew Standardについて比較をしてきましたが、表にまとめました。
TCD | New Standard | |
デザイン性 | ◎ | ○ |
カスタマイズ性 | △ | ◎ |
使いやすさ | ○ | ◎ |
汎用性 | △ | ◎ |
特筆したいのは、やはり「カスタマイズ性」と「汎用性」ですね。
これは私のようなWebデザイナーは非常に助かります。
というのも、WordPressでWebサイトを構築したあとは、クライアントで更新作業をするケースが多いんです。
そんな場合、HTMLやCSSを知らなくてもサクサクとカスタマイズできるので、専門知識がないクライアントでも簡単に操作できます。
結果、仕事の手離れが良くなるし、クライアントからの操作に関する問い合わせが激減しました。
また、いろんな業種のクライアントがいるので、どの業種にも使える「汎用性」は特にありがたいです。TCDを使っていた頃は、ここに一番苦労しましたから。
デザインに関して言えば、TCDの方が洗練されたテーマが多いと思います。
でも、デザイン性とトレードオフで使い勝手やカスタマイズ性がちょっと弱いかな、という感想ですね。
その点、New Standardのほうが使いやすいですね。
New Standardの販売方法って、斬新かも・・
WordPressのテーマって、テーマファイルだけを売ってますよね。当たり前ですが・・・
でも、New Standardの場合はちょっと違っていて、6パターンの販売方法が用意されています。
例えば「はじめてセット」というのがあって、NewStandardテーマに加えて、
- ドメインの取得(ムームードメイン「3,040円以下」12ヶ月分)
- サーバの取得(ロリポップ「ライトプラン」12ヶ月分)
- WordPressのインストール
- New Standardのインストール
- テクニカルサポート初月無料
がセットになっているというプランです。
他にも、ロゴやキービジュアルを作ってくれるセットもあります。
ネットやWordPressに詳しくない人、画像加工ができない企業担当者でも、Webサイトが作れるようにサポートしているんですね。
こんな販売方法をとっているWordPressテーマって、すごく斬新だし珍しいと思いますね。
WordPressだけじゃなくて、ドメインの取得からサポートしているって、あまり聞かないです。
ちなみに私は一番安い「単品(テーマのみ)」を買ってます(笑)。
まとめ
ここまで、TCDとNew Standardを比較してきました。
私は今や、New Standardばかりを使ってます。New Standardのほうが、どんな業種の企業にも使いやすいので。
かといって、TCDがダメだと言ってるんじゃないですよ。
TCDはデザインで言えばやはりピカイチ。非常に洗練されています。
ただ、その洗練されたテーマにピッタリ合わせるのが難しいし、カスタマイズの幅が狭いのが難点なんです。
その点、New Standardは汎用性に優れているので、私のようなWebデザイナーでも採用しやすい良テーマです。
企業用WordPressテーマとして、今一番おすすめできるテーマですね。
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